悪徳業者のよく利用する手口は、カビを使ったものです。
素人の目からすれば、床下は非常に暗く、湿気の高い所との認識があります。湿気が高いということは、すぐにカビをイメージし、カビがあると木材が腐ってしまうという連想に繋がります。
悪徳業者は、そういう心理作用を利用します。
たとえば、訪問し、床下調査前に、シロアリはじめじめした所を好み、木材の腐ったところ集まってくると説明します。調査後、問題はなさそうだが、カビが結構発生していて、シロアリがやってくる可能性がある等と報告します。素人からすれば、カビと湿気とシロアリが一つに結びつき、つい契約を考えてしまうのは、致し方のないこととも言えるでしょう。
仮に、シロアリの被害が多少あったとしても、調湿剤などを高額で売りつけるために、悪徳業者は、カビの話をよく利用します。
いわば、カビは、悪徳業者のオーソドックスな手口とも言えます。
実際、湿気の多い場所に、カビは発生します。しかし、木材への影響は、あくまで表面上に限られています。つまり、木材を「腐らせる」のではなく、「変色させる」作用があると言うことです。
もし、あるシロアリ駆除業者の訪問販売を受け、無料と称した床下調査後、カビを暗に強調するようなことを言われたら、安易に契約を結ばないようにすることが重要です。
他にも、大小様々な悪徳業者の手口があります。
たとえば、ホームページの無断転載があります。著作者の許可がないのに、自分たちがさも正しいサービスを行っているように見せかけ、お客に安心感を植え付けさせるための手口です。
また、家屋の床下調査をし、シロアリの影響を受けない状態であると認識しているにも関わらず、なんだかんだ言い訳を作り、湿気が問題だと言って、調湿剤を売り付けたりします。あるいは、必要もないのに、床下補強が必要だと言って、耐震部材等を売り付ける手口もあります。
以上のほか、家屋を守るという本来の目的を忘れ、シロアリ駆除のために、床下の基礎や部材を壊してしまうこともあります。
さらには、前もって、シロアリがかじりついた、似たような木材を懐に忍ばせ、床下調査後に、それを手にしながら、すでにシロアリの被害があると説明したりします。木材を忍ばせなかったとしても、シロアリ被害がないのに、シロアリがいるとウソをついたりします。ここまで来るとすでに詐欺行為です。